さつまいもの熟成方法(追熟)のコツ!家庭で甘さを引き出す方法とは?

「スーパーで買ってきたさつまいも、焼き芋にしたけど思ったより甘くない…」
と、ちょっと残念な思いをしたことはありませんか?
さつまいもは、収穫してすぐに食べるよりも、適切な環境で寝かせる「熟成(追熟)」を行うことで甘みがアップする野菜です。じっくり熟成させることで、デンプンが糖へと変わり、糖度がアップします。
そこで今回の記事では、ご家庭でも失敗せずに甘さを最大限に引き出す「熟成のコツ」と「具体的な手順」をわかりやすく解説します。
さつまいもを上手に熟成させる3つのコツ
さつまいもの甘さを引き出すために大切なのは、「環境」と「扱い方」です。
熟成に欠かせない、3つのコツをチェックしていきましょう。
温度は13〜14℃
熟成に最も適した温度は、13〜14℃前後といわれています。
さつまいもは、寒さにとても弱い野菜です。温度が9℃以下になると「低温障害」を起こして傷みやすくなり、逆に20℃を超えると芽が出てしまったり傷みの原因になったりします。
冷え込みすぎる冷蔵庫や、暖房の効きすぎたお部屋は避けて、温度が13〜14℃に安定した場所を見つけてみてください。
乾燥させすぎない(目安:85〜90%)
さつまいもにとって、乾燥は大敵です。理想の湿度は85〜90%と、かなりの多湿を好みます。
家庭でこの湿度を保つのは難しいと感じるかもしれませんが、後ほどご紹介する「新聞紙で包む」工夫をすることで、多湿な環境をキープしやすくなります。
皮や身を傷つけないよう、優しく取り扱う
熟成を成功させるためには、さつまいもの「健康状態」も大切です。皮がむけていたり身に傷があったりすると、そこから菌が入って熟成中に腐ってしまうことがあります。
さつまいもを扱うときは、皮を傷つけないようにそっと扱いましょう。
また、スーパーなどで購入する際も、なるべく傷のないものを選ぶと安心です。
スーパーで買ったさつまいもを熟成させる手順

スーパーなどの店頭に並んでいるさつまいもは、購入した時点で「ある程度熟している」場合が多いです。そのため、収穫直後のものよりは短い期間で、効率よく甘みを引き出せます。
STEP1:1〜2日、風通しで表面を乾かす
買ってきたさついもの表面に余分な湿気が残っていると、保存中に傷んでしまうことがあります。まずは風通しのよい日陰で1〜2日ほど干して、余分な水分をしっかり飛ばしてあげましょう。
ちなみに、すでに洗われているさつまいもは傷みが非常に早いため、この熟成には向きません。1週間ほどを目安に、早めに食べてしまうのがおすすめです。
STEP2:新聞紙で1本ずつ包む
表面が乾いたら、さつまいもを1本ずつ新聞紙で包んでください。新聞紙は適度な通気性があり、乾燥を防ぎつつ湿気のこもりすぎも防いでくれます。
包み終わったさつまいもを段ボールなどに入れる場合は、フタは開けた状態で保管してください。湿気がこもりすぎると、さつまいもが腐ってしまう原因になります。
STEP3:冷暗所に置き、2週間ほど寝かせる
新聞紙で包んだら、温度が13〜14℃くらいの冷暗所に置いておきます(冷蔵庫には入れない)。スーパーで購入したさつまいもの場合、まずは2週間を目安に寝かせてみましょう。
2週間ほど経ったら、皮の色をチェックしてみてください。熟成前よりも濃い紫色に変わっていれば、甘みがのってきたサインです。もし一度食べてみて「甘みが足りない」と感じたら、さらに1〜2週間ほど寝かせて様子を見てみましょう。
甘くなっていたら、熟成完了です!
掘りたて・土付きのさつまいもを熟成させる手順

家庭菜園やイベントなどで収穫したばかりのさつまいもは、1ヶ月から2ヶ月ほどの熟成期間が目安になります。
収穫直後は水分が多く傷みやすいため、「乾かす」工程がとても重要です。
STEP1:洗わずに土を軽く落とし、傷がある芋は分ける
収穫したさつまいもは、洗わずに手で軽く土を落とした状態で熟成させます。濡らしてしまうと傷みやすくなるため、注意してください。
大きな傷や割れがあるものは別に分けて、早めに食べるのがおすすめです。傷のないものだけを熟成用に回しましょう。
STEP2:風通しのよい場所で乾燥させる
土を軽く落としたら、直射日光を避けた風通しのよい場所で数日から1週間ほど乾燥させます。
これは「キュアリング」とも呼ばれ、表面の水分を落ち着かせるための大切な工程です。丁寧に乾燥させることで、熟成中の傷みを防ぎやすくなります。
天日干しは強すぎる場合があるため、基本は日陰での乾燥がおすすめです。
STEP3:新聞紙で1本ずつ包む
表面がしっかり乾いたら、さつまいもを1本ずつ新聞紙で包みます。
新聞紙は、湿気をほどよく高めながら通気性も保てるため、熟成中の傷みを防ぐのに適しています。
包んださつまいもは、段ボールなどに入れ、できるだけ重ならないように並べて保管しましょう。このとき、フタは開いた状態にして、密閉しないことが大切です。
STEP4:冷暗所に置いて1ヶ月から2ヶ月ほど寝かせる
新聞紙で包んだら、13〜14℃前後の冷暗所で保管します。冷蔵庫には入れずに、直射日光の当たらない場所に置きましょう。
掘りたてのさつまいもの熟成は、1ヶ月から2ヶ月ほどじっくり寝かせるのが目安です。
皮の色が濃くなったり、切り口に蜜がにじんだりするのも熟成が進んでいるサインなので、ポイントとして覚えておきましょう。
食べてみて、お好みの甘さになっていれば熟成完了です!
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